【アプリで楽しく単語力を向上!】お薦めするDuolingoとDropsを紹介

Language/語学

忙しい日でも単語学習だけは欠かさずにmiho(@miho24_s)です。

単語学習は紙の単語帳から自作したエクセルの単語帳など、様々な方法でトライしたのですが、
一番、継続して使用できているのはやはり「アプリ」を使った学習方法です。

そこで、今回は様々な外国語学習アプリを使った中で、一番、私がおすすめするDuolingoとDropsを比較しながら、徹底的に紹介したいと思います。

世界でもっとも利用されている外国語学習アプリ Duolingo

Duolingoは、2012年のサービス開始後、ユーザー数が既に3億人以上に達するなど、世界中で人気の高い言語学習プラットフォームです。
Duolingoでの学習における特徴は、大きく分けて以下の4つです。

  1. 無料で外国語を学べる
    Duolingoでは、完全無料で英語や韓国語、スペイン語、ドイツ語など約40言語を学べます。
    日本語話者向けの言語コースは、英語や中国語、韓国語、フランス語が提供されています。(2024年2月現在)
    スペイン語やドイツ語などを学びたい場合、日本語対応はしていないため、例えば、英語話者向けコースから選ぶ必要があります。
    ただし、無料版だと広告が出たり学習できる時間が制限されているため、それらを解除するためには課金が必要。
  2. AIが一人一人に合ったレッスンを提供している
    Duolingoのシステムは、数百万人が日々学習するプロセスをビッグデータから自動的に分析し、AIによる機械学習アルゴリズムを用いて、一人ひとりに合ったレッスンを提供しています。
    学習者に合った最も効果的な学習方法を提案してくれるということなので、わざわざ学習計画を立てる必要はありません。
  3. 3技能を効率良く学ぶことができる
    リーディング、リスニング、スピーキングスキルを効果的、かつ効率良く学ぶことができます。
  4. ゲーム感覚で学習できる
    1日5分からゲーム感覚で外国語学習ができます。
    ただ「ゲーム」といっても、言語学習の長期的な定着を促すことが実証されている方法論と、国際基準に沿ったカリキュラムが導入されているので、楽しみながら効率よく外国語学習ができます。

単語学習に特化した外国語学習アプリ Drops(ドロップス)

日本ではあまり知名度がないものの、じわじわと語学学習者の間で人気が出てきるDrops。
エストニアに本社を置き、2015年からサービスを開始。全世界で約4,000万人(2024年2月時点)のユーザーがダウンロードして利用しています。

特徴はなんといってもビジュアルで表現したイメージと外国語の単語を結び付けて示し、ユーザーに語彙の理解を促す学習方法です。
Dropsでの学習における特徴は、大きく分けて以下の4つです。

  1. 単語学習に特化できる
    Duolingoではスマホ一つで語学学習を完結できるようなアプリですが、Dropsは単語学習に特化。
    Dropsの開発者であるCEOも「単語だけ知っていれば、まずは単語をつなぎ合わせることで会話ができたり、文章をなんとなく理解できるようになる。文法などは、その他の教材で実施すればいい」と言い切るほど、振り切っています。
  2. 飽きさせない工夫がたくさん
    ビジュアル学習なので、UIが最高にカッコイイ。そして、学習時間が5分(課金すると、無制限になる他、無料では勉強できなかった一部のジャンルが勉強できるようになります)と設定されているので、毎日、隙間時間に続けやすいのが特徴。
    Duolingoと同様、ゲーム感覚で学ぶことができます。
  3. 豊富な単語のジャンル分け
    3年以上、無料会員ですが、一度も「物足りないな…」と感じたことはありません。
    定期的に単語が増えているので、復習が追いついていない状態です。
    例えば、食べ物(飲み物、フルーツ、野菜、料理、etc…)や基礎語彙(数字、色、形、代名詞、国、etc…)、自然&動物(天気、植物、花、動物、etc…)といった一般的な単語から、ビジネス&テクノロジー(コンピューター)や社会&政治(牢獄)など、幅広く勉強することができます。
  4. 学習できる言語が豊富すぎる
    アイヌ語やマオリ語までカバーされてるのだから驚き。
    ここまで言語をカバーしているアプリはDropsだけだと思います。

Duolingo と Drops どんな学習者にオススメ

DuloingoとDropsのどちらもオススメのアプリですが、アプリの目的が違うため、アプリの学習目的に合った選び方をして、使用することが効果的です。

Duolingoはこんな学習者にオススメ

  • とにかく勉強の習慣化をしたい人
    リマインド機能が充実しているので、より飽きずにアプリで学習を続けやすくなっています。
    勉強しようと意気込むものの、なかなか続かないという方にはぴったりの学習アプリになっています。
  • 完全初心者〜中級者レベルの学習で満足できる人
    「まずは外国語に触れてみたい!」という人はとても満足できるアプリです。外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠「CEFR」のC2まで学習できると謳っていますが、個人的な感覚としてはB2の一歩手前ぐらいまでの印象です。

Dropsはこんな学習者にオススメ

  • 時間がなかなか取れない人
    Duolingoも優れたアプリですが、1回のレッスンで時間がかかりすぎてしまう傾向にあります。その点、Dropsは無料版だと1回、5分、しかも強制的に終わるので、より集中することができます。
    「忙しくて時間が取れないけれど、少しの時間でも勉強を続けたい」という方にぴったりです。
  • 文法学習を他で進めている人
    Dropsには文法学習の項目が全くなく、単語や表現に特化しています。
    英語や中国語など単語の活用がほぼ無いのであまり気にしなくても大丈夫ですが、フランス語やドイツ語など、「活用によって単語の形が大きく変わってしまうタイプの言語」では、Duolingoだけでは不足するため、他の教材で補う方がベストです。

ぶっちゃけ残念ポイントはある?

実際に使ってみてここがなんとも言えないな…と思うところをこっそり紹介。

Duolingoの場合

  • 日本語で学習できる言語が圧倒的に少ない
    母国語など、理解できる言語で学習するタイプのアプリなのですが、日本語で学習できる外国語が圧倒的に少ないです。
    英語で学習するといっても、英語がそもそもそこまで得意じゃないといった方にはトライしづらいところ。
  • 日本語の文法に弱すぎて、合っているのに正解にならない
    英語を日本語に翻訳する問題で、文法的には間違いないにも関わらず、Duolingoの指定する翻訳に一言一句一致しないと、どうしても正解にしてくれなかったりとイライラすることがとても多いです。
    私はここが耐えきれず、Duolingoを現在、使用していません。

Dropsの場合

  • 広告が流れるようになった
    Duolingoと異なり、Dropsは広告モデルを、収益を稼ぐ主流として位置付けていなかったのですが、2023年ごろから広告が流れるように。数秒なので、気にならないと言えば気にならないのですが、CEOが収入源にしない!と言っていただけに少し残念です。
  • 日本語訳がちょいちょい変
    「ビジュアルで学習する」がコンセプトなので、基本的に母国語は見えない仕様なのですが、訳を見ることも可能。
    ただ、日本語は期待しない方が良いレベルで本当に変です。修正リクエストを出したいくらい…

筆者がおすすめするアプリは….Drops!

フランス語や英語を上級者として使用することを目指しているので、日本語⇄フランス語と頭の中で変換している時間はなく、瞬間的に声に出せるようにすることが目標です。
そのため、母語で単語の意味を覚えるのではなく、ビジュアルで覚えられるDropsに軍配が上がりました!

また、すでにフランス語文法は一通り、分かっていて、文法などは別の教材を使用して勉強し続けているので、語彙力強化や維持に重きを置くため、Dropsをずっと愛用しています。

Dropsについてはこちらで活用方法を記事にしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!