人生2度目のフランス学生ビザ取得を進めているmiho(@miho24_s)です。
こちらの記事では、フランス学生ビザ取得の第三ステップとなる「フランス大使館でビザを申請する」方法についてご紹介していきます。
こちらのウェブサイトで紹介する手順などは、あくまでも2024年7月時点での筆者が行った手続きのため、参考程度でお読みください。
目次
この記事が参考になる方
2024年にフランスの学生ビザを取得した筆者の背景は以下になります。
・2024年9月から、フランス・ナントにあるAudencia Business School(私立学校)に入学し、修士を取得予定。
・2023年に大学院を受験し、すでに学校から受入許可書を受領済み。
よって、私のブログで参考になる方は「91日以上のプログラムで、フランスの教育機関に留学する方」になります。
例えば、語学留学や音楽留学といった専門留学、博士課程など、個人留学などです。
交換留学生として留学する場合、一部申請プロセスが違うため、ご注意ください。
申請時に必要な書類
大使館に行く前に必要書類を確認しましょう!
・大使館の予約票
・パスポート(コピーも必要)
・長期ビザ申請書
・証明写真(35mm×45mm)
※背景は白が求められると他の方のブログを読んでいたので、白背景で撮影しました。ただ、白しか受け付けないのは分かりませんでした。
・大学などの受入許可書
・Campus FranceでのEEF(Etudes en France)の登録証明書
・滞在先の予約証明証
・経済証明書(1ヶ月以内、英文、ユーロ建)
※第三者の経済証明書を出すときは、保証書と本人がサインした身分証明書のコピーが必要
・申請料の50€、もしくはそれ相当の日本円
・赤のレターパック
ビザの申請書はFrance-visasから申請を行い、入手する必要があります!登録方法についてはこちらで詳しく紹介しています。
France-visasの登録時にすでにアップロードした資料のコピーを提出すれば問題ないのですが、不安なので大学時代の留学時の書類なども念の為、持参していました。
大使館HPからは辿り着かないのですが、Google検索した際に引っかかったチェックリストを合わせて共有します!
2019年大使館作成のチェックリスト
(もし、記載している箇所を知っている人は教えてください。)
なのに、申請先で当然かのように要求されるところはどうなのか…と思ってしまいます。要求するなら、全てちゃんとわかるところに書いてほしいと思っています。
当日も、受付窓口の人に怒られて、走って買いに行かれている方がいらっしゃいました…
大使館に行って申請する
バスでもアクセス可能のようなのですが、電車を使用して訪問しました!
最寄りは、東京メトロ日比谷線「広尾駅」1番出口より徒歩7分とありましたが、体感は10分〜15分のイメージです。
大使館に向かう前にコンビニがあるので、なるべく小銭を崩して臨みました。(お釣りをもらえる、という方もいらっしゃるのですが、大学時代の申請時には小銭を作ってくださいと張り紙があった記憶があるので…)
到着すると、持ち物検査でおじさんが座っているので、おじさんを指示に従い、パスポートを見せて、バックの中身を見せ、金属探知機を潜ります。確認が終われば、中に入ることができます。
予約時間ギリギリに到着しましたが、早めについても中には入れていただけるようです。(1時間も前だと入れてくれないとは思いますが…)
ギリギリに到着しすぎて、息つく暇もなく、すぐに名前を呼ばれました。
「書類を提出してください〜」と言われるので、France-visasで事前にアップロードした資料を提出しました。
- パスポート、パスポートのコピー(写真があるところとスタンプがあるページ)
- 署名入りの長期ビザの申請書
左上にEEF(Etudes en France)の番号を記入しておきましたが、必要だったかは不明…。記入していても特に何もコメントはありませんでした。 - 大学の入学許可書のコピー
- 証明写真
切り取らず、そのまま提出。貼って持って行った場合、やり直しをさせられると非常にめんどくさい&受付の方がハサミで切ってくれて、貼り付けてくれるので、その方法を採用。 - Campus FranceでのEEF(Etudes en France)の登録証明書
「必要ありませーん」と突き返されました。 - 滞在先の証明書のコピー
最終的な契約書にサインを実施していないので、予約票を提出しました。 - 銀行口座の残高証明書のコピー
- 第三者の保証書のコピー
銀行口座の名義が家族のものだったので、保証書を作成し、サイン入りのものを提出しました。 - 保証人の身分証明書のコピー
パスポートを持っていなかったので、運転免許証のコピーに署名が入ったものを提出。
「なんで翻訳を付けているのですか?」と聞かれ、驚いたものの「全ての申請書類はフランス語、または英語であることと記載があるからです」と答えました。
しかし、「必要ありません」と翻訳部分だけ返却されました。 - 住所を記入した赤のレターパック
書類の確認を受付の方が一通り、実施してくれます。
私の場合、①留学期間、②申請書に記入している到着日に間違いないか(この記載通りにビザの有効期限が決まるため)、③Campus Franceで面接を受けたか(いやいや、さっきEEFの登録証明書出したやん!と心の中で突っ込む笑 EEFの登録証明書は面接受けてないと発行されない…)を質問されました。
他の受付者で到着日を変更している(書き直している)方がいらっしゃったので、この場で変更することもできるのたど思います。
その後、写真撮影と指紋を取られます。受付の方の指示に従いましょう。
最後に、申請料金を払って終了です。支払い後、領収書と追跡番号(領収書の中に記載があるバーコードの下に書いてある番号)をくれるので、こちらを受け取って提出作業は終了です。
追跡番号はどのサイトでどのように検索するか不明だったので、France-visasで申請状況を確認していました。
出口は入り口の右側(壁側)にあります。壁にあるボタンを押すと扉が開くので、そこから出れます。
(出口がわからず、ウロウロしまくって、警備員さんに怒られました笑)
ビザの申請状況の確認
申請書の作成時に使用したFrance-visasで申請状況を確認できます。
あくまで、申請状況を確認できるだけで、ビザが発行されたかどうかは手元に届くまで分かりません。
アカウントにログイン後、「Votre passport est prêt à être récupéré」が表示されれば、審査が完了したことになります。レターパックの追跡番号を確認しながら、パスポートが届くのを待ちましょう。
パスポートが手元に届いたら、ビザに記載されている名前や到着日に間違いがないか、しっかりと確認しましょう。
ビザ申請準備〜ビザ受け取りまでにかかった日数と費用
ビザの準備は早めに取り掛かり、また仕事との兼ね合いで長期間かけて取得しました。
・2024年4月3日…Etude en Franceのアカウント作成
・2024年4月8日…Etude en Franceでの入力を完了、手続き料金の支払い
・2024年4月10日…面接予約の案内を受領、予約+同時にフランス大使館のビザ申請予約
・2024年5月30日…Campus Franceで面接
・2024年7月1日…フランス大使館でビザ申請
・2024年7月2日…France-visasでビザ審査完了のメッセージが表示
・2024年7月3日…パスポートを受領
驚くことに中1日もかからず、ビザが発行されています。これは本当に驚きました。10年前は約10日間ほどかかった記憶です。
ビザがこんなにも早く発行された理由を色々と考えてみましたが、真意は分かりません笑
- 偶然!(ビザがあまり混んでいなかった?)
申請時に「思ったよりも申請者はそんなに多くないな」と思ったので、通常より少なかったのかもしれません。 - Campus Franceの審査から申請まで、かなりの時間が空いていた
通常は、面接と同日時に申請を行う方が多いと思われますが、私は関西在住であることや仕事の関係上、1ヶ月以上空けて申請しています。Campus Franceでの面接もビザ発行の有無に関わります。よって、スムーズに申請が通ったのではないかと考えています。 - France-visasで全ての必要資料をアップロードしていた
最大の理由だと思っているのですが、申請書作成時に大使館で提出する書類を事前にオンラインで全て提出していました。
こちらは任意なのですが、事前提出がビザ発給に大きく影響し、素早く発行されたのかなと感じました。
そしてかかった主な費用はこちら。
総額:42,065円
内訳
・20,800円…Campus France面接の支払い
・12,000円…翻訳費用
・8,745円….ビザの申請料
・520円……レターパック代
改めて計算してみると、「た…高い!」となりました。
関西在住なので、交通費は約3万円(新幹線代)もかかってきます。
さらに、家族が地方に住んでいるので、銀行口座の残高証明書などの証明書の取得費用や郵送費用もかかっています。
大学院費用も相まって、金を取ってやろう感がすごいなと感じられずにいられません。
円安も急速に進んだので、仕方がないですが、もう少し学生に優しい国であってほしいと願わずにはいられません。(日本からの留学生が減って残念と大使館関係者が話していたので….)
ビザ申請を完了して思うこと
時間に余裕を持って準備する
進学が決まったら、サクッと何をどんなふうに準備するべきか、早めに確認し、動き出すことが重要と感じます。
残高証明書は大使館での申請日から1ヶ月以内のものを準備しなければならいので、早めに準備しすぎると再発行になりますが、そのほかの資料は前もって準備できます。
大使館の予約を早めに取る
フランス大使館でのビザ申請は、「水曜日を除く月曜〜金曜の午前中」しか受け付けがなく、かつ予約制です。
Campus Franceの面接が終わっていなくても、ビザ申請予約は別のシステムなので、予約することが可能です。
4月上旬に予約した際、もちろんのこと7月はどこでも予約入れ放題でした。
6月上旬に再度、予約の空きを確認したところ、7月末の数箇所しか空きがない状態でした。
実際、空きがなく困る方が続出です。
たくさん枠を予約するのはダメですが、計画を立てて早めに予約を押さえておきましょう。
予約忘れてしまった方は毎日、空きがないかチェックをしてみてください。急にキャンセル人も居るので、運が良ければその枠を予約することができます。
記載のルール通りに準備する
申請時に身分証明書の翻訳は必要ないと受け付けの方に言われ、翻訳部分は返却されましたが、他の方に聞いたり、他の方のブログをみている限り、提出したとのことです。
過分だったので良かったですが、足りない資料を要求されていたら、パニックだったと思います。
何を聞かれても問題ないように、PC持参はもちろん、予備のコピーやら追加資料などを準備していました。
最後に
しっかりと説明を読み、余裕を持って準備すれば、コンサルなどを使用せずに取得することができました。
色々と勉強になりますので、自身で申請にチャレンジしてみてははいかがでしょうか。
なので、これでもか!というくらい事前準備を念入りに行いました。