「フランス語を学びたいけれど、継続できない…」
「フランス語をもっと上達させたいけれど、方法が分からない」
「日本に居ながら、フランス語で何かを学んでみたい」
こんな悩みを持っている方にお勧めしたいFUN MOOC。
今回は効果的な使い方も交えながら、フランス語でどのように学問を学べるか紹介していきたいと思います。
FUN MOOCとは?
FUN MOOCとはフランス政府から予算を受け作成された「フランス語で受講できるオンライン講座」のことです。
FUN = France Université Numériqueの略称で、いわば「フランス政府が提供しているオンライン大学」のようなものです。
もちろん、学習に使用される言語は基本的にフランス語です。
フランスに居なくても、世界中どこにいても勉強できるのはオンライン講座ならでは。
自分のペースで学習することができるので、授業や仕事が忙しく、決まった曜日や時間で学習できない方にはおすすめのオンライン講座になっています。
FUN MOOCをおすすめする3つの理由
- 興味があることをフランス語で学べる
現在、FUN MOOCには約200種類のコースが用意されてあり、興味がある分野から選ぶことができます。
例えば、このような教材が用意されています。
社会経済、社会問題、コミュニケーション、国際関係、哲学、サステナビリティ、法律、統計…etc興味関心分野以外にも数は少ないものの、英語やスペイン語、中国語やアラビア語などフランス語以外でも授業を受けることができます。パリ大学やリヨン大学など日本に居ながら有名校の授業を受けることもできます。 - 修了証明書を発行できる
授業によりますが、開講から半年ほど期間がある授業に関しては大体、3〜5セクションに授業が分かれています。各セクションごとにミニクイズが用意されており、期間内であればいつでも受講することが可能です。
一度受講してしまえば、授業の進行状況とテストは個人の意思に委ねられます。
一つの講義が終了すると修了証明書を発行することができます。なんと無料。
私の場合、大学で学んでいた行動経済学をさらに深めるために受講し、修了書を発行しました。
その後、転職していた際にフランス企業への就職も挑戦したいたので、CVを送る際に記載してみました。
面接の際、「向上心がある」と高評価をいただきました。 - リスニング強化にもってこい
フランス語中級者〜上級者の勉強の一環としてはもちろん、フランス大学&大学院へ進学を予定している方にも日本にいる間から授業を体感することができます。最初は全く、聞き取れません。本当に何を言っているかわからず、心が本当に折れました。ここまで読んで、「やはり、リスニングに自信がないから諦めようかな…」と思ったあなた!
安心してください。全ての授業にフランス語のトランスクリプションがついています。
授業によっては動画に字幕が入っているものもあります。動画は期間中であれば何回でも見放題なので、お気にりの授業が見つかったらその科目のものを何度も聞いてみてください。リスニングへの活用方法は無限大。実際にやっていたことは以下のような方法です。
・音声と一緒に発音(5回)
授業まるっと発音するにはあまりに長すぎるので、理解を深めたい内容や聞き取りづらかった部分をシャドーイングしていました。
・その後、スクリプトを見ずに流して聞いてみて、頭の中でイメージしてみる。
FUN MOOCの受講方法
FUN MOOCは登録制なので、初めて使用する方は登録をする必要があります。
まず、FUN MOOC(https://www.fun-mooc.fr/en/)にアクセス。
右上の「Inscription」をクリックすると、個人情報入力画面が出てきます。
入力が必要なのは、以下の情報です。
- メールアドレス
- Nom Complet: フルネーム
- Nom d’utilisateur FUN: FUN MOOCで使用するユーザー名(後で変更可能)
- Pays: 国
- Ville: 居住地(市まででOK)
ここまで来たら、後は二箇所にチェックを付けます。
J’accepte les conditions du Service: サービス利用規約に合意します
J’accepte la charte utilisateur: 利用者規約に合意します
そして最後にCréer mon compte FUN(FUNのアカウントを作成」をクリックすれば、授業を受けることができます。
FUN MOOCでフランス語での知識の扉を開こう!
フランス語を学習し続けるモチベーションを維持するにも一役買うFUN MOOC。
社会人の私でも隙間時間や休日の時間を使って、幾つも授業を受講して修了証を得ることができました。
フランス語のさらなる語学力アップを目指す方も、フランス語から少し離れていた方でまた、勉強を再開したいという方も、
ちょっと視点を変えた学習教材を使ってフランス語で楽しんで学習してみましょう。