【忙しい人、必見!】忙しいあなたでも合格できるDELF/DALF勉強のコツ

Language/語学
Miho
社会人4年目&海外出張をしながら、DALF C1を取得しました!
その際に心がけていた勉強方法を参考にしてもらえたらと思います。

試験の準備がなかなか進まない&時間が取れないと悩んでる皆さんに
少しでも合格へ近づくための勉強方法や考え方を知ってもらえたらと思っています。

DALF C1受験時のスケジュール

受験時の1日のスケジュールはこんな感じでした。

<平日>
6:00 起床
6:00-6:30 DALF勉強
6:30-8:30 出勤準備&通勤
8:30-20:00 勤務&残業&通勤
20:00-22:00 夕食&明日の準備&お風呂
22:00-24:00 DALF勉強

<休日>
8:00 起床
8:00-13:00 朝食&部屋の掃除&買い出し
13:00-24:00 DALF勉強

友人と出かけることもありましたが、
平日は最低でも2時間、
土日は最低でも5時間の勉強時間確保に務めました。

Miho
3ヶ月の試験勉強期間中、約1ヶ月は海外出張に出ていました。
忙しい中でも
①5分でも時間を見つけて勉強する
②リフレッシュ時間の時でもフランス語のラジオor大好きなフランス語の曲をかける
など、常にフランス語に触れることを徹底していました。

たくさん勉強時間を確保できるわけではなかったため、
これから紹介する5つのポイントを守りながら、
いかに最短距離で合格するかということを考え勉強していました。

合格のコツ、その1:「聴解はとりあえず5点を死守」

DELF B2以上の受験になると、頭を悩ますのが聴解問題。
ラジオやテレビで流れているナチュラルなスピードの音声に加え、
基本的に討論番組の題材が流れることが多いので、
フランスの社会情勢や政治を知らないと太刀打ちできない代物です。
DALFに関していえば一つのテキストが約10分もあり、あまりに聞き逃すと心が砕かれる難所です。

そこで、DELF/DALFの良いところをうまく利用します。
それは、「総合得点で合否が決まること」です。
DALF C2を除き、各試験に必要な最低得点は5点、合格最低点は50点です。

そして、この聴解は3ヶ月間、みっちり勉強時間を割いたとしても点数には大きく繋がりません。
日々の積み重ねが物を言う部分になってきます。
なので、私は「まずは5点!」と言うところを目指し、勉強をしました。
聴解問題に勉強時間を割くよりは勉強時間に比例して点数に結びつきやすい、
文書作成と口頭表現に時間を費やす方が忙しい方には効率よく合格に近づくチャンス
となります。

合格のコツ、その2:「文書作成は型を覚える」

文書作成の問題は時間配分の感覚を掴むため、
実際のテストと同じように時間を計り問題を解く練習を
必ず1度は行いましょう。
しかし、時間配分を掴む程度ならば、毎日、試験時間と同じように文書作成の練習をする必要はないと思います。
むしろ、忙しい人なら時間が足りず、結果、しっかりと勉強できなかったとなるでしょう。
それよりも多くの問題に触れることが重要だと考えます。

そこで私が実践していたことは
最初から回答例文を見て、文章作成の型を覚える」です。

文書作成は3文以内に同じ単語を使用しないなど、得点を得やすいちょっとしたテクニックがあります。
回答例文はそれが散らばっています。
徹底的に頭に染み込ませることで色々な表現のストックがたくさんでき、
試験本番でそれらを組み合わせて回答することができました。

合格のコツ、その3:「単語帳は作らない。覚えるくらいなら、文章まるっと理解する」

DELF/DALFは日本語の教材がないため、オリジナルの単語帳を作成する方も多いと思います。
しかし、そんな時間があるのは一握りの方。
フランス留学中に単語帳作りに励んだ私は挫折&大失敗しました。
作った気になって、頭に入らず覚えることができませんでした。

単語は4試験全てを司る基礎部分なので、ここを欠かすわけにはいきません。
そこで私は「文章まるっと理解する」ことで基礎部分の底上げを図りました。
単語の意味だけでなく表現も理解することに重点を置きます。

読解問題を解くとき、わからない単語のオンパレードだったとしても
前後の流れを見て推測する力も蓄えました。
そうすれば、本番で見たことのない単語がたくさん出てきても落ち着いて試験に望むことができました。
DELF/DALFでは「訳しなさい」と言う問題は一切ありません。
言い換えれば、80%の大枠を掴めれば問題を解くことができます。

合格のコツ、その4:「自信があるふりをして口頭試験を受ける」

文書作成と同じく勉強量が得点に結びつく、口頭試験。
実は日本語力も必要になってくる部分なので、
3ヶ月のうち、2ヶ月は日本語でフランス式の論述ができるよう内容を練ることに注力し、
試験1ヶ月前から週に3回、実践練習を積みました。

フランス本国で試験監督の経験がある友人やDELF/DALF対策の先生が口を揃えて言うのは
自信があるように喋りなさい」でした。

実は私は1度目のDELF B2は失敗し、合格できませんでした。
その際の口頭試験はお題の引き運もなく(カードを引いて、主張しにくいお題しか引けなかった時の絶望感はもう味わいたくもないです笑)、
分からない単語がいくつかありパニック状態に。
結果、小さな声でよく分からないことを喋ってしまいました。
試験監督には「え?なんて言ったの?」や「よく分からなかったから、もう一度話してくれる?」などと聞かれ、どんどんと自信を失い、得点に結びつけることができませんでした。

合格のコツ、その5:「自分を信じる」

DELF/DALF試験だけでなく、全ての勝負すべきところで大切になってくること。
自分を信じれるか信じれないかで合格への道が近づいたり遠のいたりします。

試験会場に行くとみんな頭が良く見えます。
DELF/DALFを受けようと思い、申し込んで会場に訪れただけで、十分あなたは偉いです。
自分を信じましょう。

ちなみに私は試験当日にテキストを見直しません。
試験前に覚えていない単語などに出くわすと、緊張が加速するからです。
どうリラックスして試験に望めるか、これが合格の大きな分かれ道になるかもしれません。

まとめ

100点満点に限りなく近い点数で合格することも重要ですが、合格すればこっちの勝ちです。
例え、50.05点だったとしても合格は合格なのです。

忙しい皆さんでも工夫さえすれば、合格は決して難しくないと感じてもらえれば幸いです。
Bon chance !