31歳、会社を退職してフランスの大学院に私費で進学しているmiho(@miho24_s)です。
私費で社会人留学する日本人も増えてきましたが、私費留学者にとって大きな問題となるのが「資金調達」問題です!!!!
そこで今回は30歳以上でも応募できる奨学金を紹介したいと思います。
目次
一番簡単に奨学金を獲得するためには…
実は一番、簡単に奨学金を獲得する方法があります。それは….
進学先の奨学金を獲得すること
進学先のAudenciaや合格をもらったHECやEmlyonでも奨学金のオファーがありました。
また、MBAに関しては、出願が早ければ早いほど、奨学金の枠がたくさんあるので、もらえる確率がより上がります。
受験先の奨学金の申込方法は様々(受験の際に一緒に申し込むパターンと受験とは別に奨学金選考が存在するパターンなど)です。ぜひ、進学したい学校に問い合わせてみてください。
進学先のAudenciaは早期出願で最大40%の奨学金を付与しています。
私はこちらを満額もらい、かつAudenciaよりもレベルの高いMBAに合格していたため、「もっと増やさないとAudenciaに進学しないぞ」という交渉を行い、結果学費の80%を学校に負担してもらっています。
どの大学も優秀な人に来てもらうため、様々な奨学金を準備しています。まずはこちらを確実に獲得することをお勧めします!
応募のピークは7月〜10月!
GMAT/GERやIELTSなどの受験勉強だけで忙しいのですが、応募できる奨学金の多くは7月〜10月に応募の締め切りピークがきます。
推薦状の準備など時間がかかるものも多いため、受験と同時並行で奨学金の応募も進めないといけません。
31歳でも応募できた奨学金
JASSO 海外留学支援制度
誰もが知っている奨学金です。こちらは贈与型になります。
- 日本国内に応募時に住んでいなくても日本国籍、および永住権を持っていれば申請できる
- 語学要件が比較的高くない(IELTS 6.5、TOEFL95点など)
- 修士の学位を取得者は35歳未満、博士は40歳未満が応募可能
- 準備物が多いため、早めに動くことが必要
平和中島財団
こちらも有名な奨学金制度です。
- 留学先国や専攻、年齢に制限がない
- 毎月の支給とともに、往復の渡航費もカバーしてくれる
- 郵便で書類を送付する必要があり、こちらも準備物が多いため、早めに動くことが必要
CWAJ Cartier Scholarship
日本人学生の海外留学支援として渡航費用を援助してきたCWAJがカルティエジャパンとタッグを組んで社会のチェンジメーカーとなるために海外の大学院で学位取得を目指す女性を対象とした奨学金です。
採用人数は一名とかなり狭き門ですが、女性の皆さんにはぜひ応募をお勧めしたい奨学金になります。
- 学業成績、研究課題の質と実現性、社会貢献への可能性を基準に選考
- 年齢と選考分野の制限なし
- オンライン応募、応募書類は全て英語で提出
- 他の奨学金を200万円以上受給する場合は受給不可
神山財団
MBA合格後に応募できる珍しい奨学金です。
合格後の研修やネットワークが充実していると感じる奨学金のため、競争倍率は非常に高いと思われます。
- 卒業も続く奨学金制のネットワーク
- 他の奨学金も受給可能
- 国籍などは問わない
- 奨学金の使い道は留学に必要な経費であれば自由に使用可能
本庄国際奨学金
2年以上の海外留学を予定している人が対象の奨学金。留学期間に応じた奨学金額が違うのも魅力的です。
- 留学先に指定もなく、専門分野も不問
- すでに課程に所属している人も応募可能
- 博士課程は 35 歳まで、修士課程は 30 歳までに入学するまたは入学していることが応募条件
- 2024年度の応募から研究紹介動画(2分)の提出が必要
ロータリー奨学金
住んでいる(た)地区によって応募方法や募集内容が違いますが、採用されると現地のロータリーの方々と交流する機会があります。
また、地方出身者は地方のロータリークラブに相談すると倍率も低く、奨学金をゲットできるチャンスが広がります。
重田教育財団
2年以上の留学者を対象とした奨学金。また、すでに留学中で残りの在学期間が2年以上であれば応募可能なものになっています。
- 社会人留学や社会人学生の方も応募可能(年齢制限なし)
- 日本国籍を持っていれば、海外に居住していても出願可能
- 留学国や専攻分野の縛りなし
カナエ奨学金
最大2名、該当者なしの場合もある奨学金です。今まで海外の大学・大学院に1年以上在籍したことがない人が対象となるなど、ルールが厳しめなため、倍率は若干下がると思われます。
- 合格後に応募できる
- 年齢制限や専攻の縛りなし
- 社会人でも応募可能
- 書類を全て郵送で送付する必要あり
恵国際交流財団
少額ですが、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、オーストラリア、カナダに留学予定の方が応募可能な奨学金です。(ただし、指定国以外の国に留学する方でも支給対象となる場合があります!)
- 専攻や年齢の制限なし
- 推薦状の準備、かつ郵送が必須なため、早めの準備時間が必要
番外編! 伊藤国際教育交流団体
番外編としたの、応募資格者が「29歳以下」となっているからです。
ただし!「今、留学を希望する理由」を提出することで応募資格を得られるからです。
- 生活費をUSドルで支給
- 学費(300万円以内)、往復旅費も支給
- 修士課程の正規生として留学する方が対象(留学国や専攻は問わない)
- 大学院合格前に応募できる
お金を理由に諦めないで!
留学の多くはお金で諦めることが多いです。私も決して贅沢な留学生活を送っているわけではないものの、来なければ出会えない人や起こらなかったことなど、非常に満足する生活を送れています。
ぜひ、お金を理由に諦めず、留学したい人たちが留学できますように。